ウッドデッキ材|ウリン | ||||||||||||
ウッドデッキ材|ウリンこのウリンは、クスノキ科の樹木で、東南アジアのボルネオ島だけに生息しています。 実際に、ウッドデッキ材にウリンが使われている場所を上げると、 横浜ベイサイドマリーナの浮桟橋やディズニーシーのウッドデッキ、松山空港の遊歩道と展望台などが有名です。 以前は、保護材に指定されていて、ウリンの輸出が禁止されていました。 しかし1996年7月に、木材輸出管理機関(ISA)の会議で貿易が認められ、日本への輸出が開始されました。 このため、日本ではウリンのウッドデッキ材の知名度は、まだ低いのが現状なのです。 ウリンのメリットウリンは耐久性が非常に高く、鉄と同じくらいに強いことから、別名アイアンウッドと呼ばれることもあります。地元のボルネオ島では、一生涯腐らない木材といわれ、耐水性も群を抜いています。ウッドデッキ材にもっとも必要な機能は、雨風や直射日光に対する耐水性と耐候性ですが、ウリンには十分な機能が備わっています。 メンテナンスはほとんど不要で、一度施工してしまえば、半永久的なウッドデッキ材として、使用することができます。水中で30〜40年、屋外で150年以上、腐らないという実例も多くあります。 また、防腐性能が高く屋外でも腐らず、ささくれやひび割れの心配がないため、ペットや小さな子どもなどが走り回るウッドデッキにも、安心して使用できます。 普通の木材は、時間がたつと少しずつ腐ってくるのが常ですが、 どうしてウリンは、腐らずにウッドデッキ材として、長期間使えるのでしょうか? ウリンを製材したときに防腐剤を塗ったり、ウッドデッキ材として特別な処理をしているわけでもないのですが・・・・。 実はウリンには、ポリフェノールが含まれていて、これが天然の防腐剤の役割をしているのです。 ポリフェノールと聞くと、ワインを思い浮かべてしまいますが、ウリンの場合は、ポリフェノールの強い殺菌効果によって、ほとんど腐らずにウッドデッキ材として使用できるのです。抗菌効果によって、木材の中でバクテリアやシロアリの繁殖を、しっかり抑えています。 また、ウリンのポリフェノールは、水分、酸素、日光などの影響で木材の色合いに、深みをだすことが知られています。 もともとウリン自体は、赤茶色でウッドデッキ材として、塗装が不要なくらいの色合いをしていますが、それが時間がたつと少しずつ、こげ茶色に変わっていき、深みのある色合いになります。 (日本の杉や松、ヒノキが時間がたつほどに、枯れた感じになるのとは少し違うのですね。) メンテナンスなしで、その上塗装しなくても深みのある色合いを持ち続ける木材は、他ではあまり見あたりません。 こんなわけで、ウリンはウッドデッキ材としては、一番のおすすめといえるのです。
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